離婚前の準備ガイド — いま何をすべきか

最終更新: 2026年7月こはるのシングルマザー手帳 編集チーム読了目安 約15
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離婚を考え始めたけれど、何から手をつければいいかわからない——そんな状態は当然です。感情と手続きが入り混じる時期だからこそ、「いつ・何を・どの順番で」を整理しておくと、あとで後悔しにくくなります。

こはる
こはる
こはるから
離婚を考えている段階で、こうして情報を集めていらっしゃること自体がすごいことですよ。私は何も準備せずに離婚届を出してしまい、養育費の取り決めも口約束で、あとから本当に後悔しました。だからこそ、あなたにはしっかり準備してほしいと思っています。
まず、これだけは知ってください
  • 離婚届を出す前に証拠(浮気・DV)を集めるのが鉄則です。出した後では相手が隠す・消すリスクが高まります
  • 養育費は口約束ではなく「公正証書(強制執行認諾文言付き)」で取り決めると、未払い時に給与差押えが可能です
  • 財産分与は「別居時点」の財産が基準になるため、別居前に預金・保険・年金の全体像を把握しておくことが重要です
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離婚後の生活費をシミュレーションする

まず「離婚後、毎月いくら必要で、いくら入ってくるか」を紙に書き出します。家賃・光熱費・食費・保育料・保険料・通信費・子どもの習い事など支出を洗い出し、収入は給与+児童扶養手当+児童手当+養育費(見込み)で計算します。

支出項目目安(子ども1人)備考
家賃5〜8万円公営住宅なら2〜4万円
食費3〜4万円子どもの年齢で変動
光熱費・通信費1.5〜2万円格安スマホで削減
保育料0〜3万円3歳以上は無償化
合計目安11〜18万円/月住居費で大きく変わる
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証拠を集める(離婚届を出す前に)

浮気やDVの証拠は、離婚届を出す前に集めるのが鉄則です。浮気の証拠はLINEのスクリーンショット(日付入り)、ホテルのレシート、クレジットカード明細など。DVの証拠は診断書、あざの写真(日付入り)、暴言の録音、警察への相談記録です。

証拠の種類集め方注意点
浮気のLINEスクリーンショット(日付表示)相手のスマホを勝手に見ると違法の場合あり
DVの診断書病院で「配偶者から暴力」と伝えて受診受診日が暴力の日に近いほど有効
財産の証拠通帳コピー・保険証券・不動産登記別居前に写真を撮っておく
暴言の録音スマホの録音アプリ自分の家の中での録音は合法
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養育費を公正証書で取り決める

養育費は「毎月○万円を○歳まで支払う」と口約束するだけでは、相手が支払いを止めたときに強制できません。公正証書(強制執行認諾文言付き)を作成しておけば、未払い時に裁判なしで相手の給与を差し押さえることができます。

取り決め方法強制力費用おすすめ度
口約束なし0円×
離婚協議書(私文書)裁判が必要0〜数千円
公正証書(強制執行認諾)給与差押え可能1〜3万円
調停調書給与差押え可能数千円
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住まいと仕事の目処を立てる

離婚後の住まいは①実家に戻る(家賃ゼロだが祖父母の所得で手当が止まる可能性)、②賃貸を借りる(自由だが初期費用が必要)、③公営住宅に申し込む(家賃が安いが抽選・待機あり)の3択です。

よくある質問

離婚の準備にどのくらいの期間が必要ですか?

一般的に3か月〜1年程度です。証拠集め・財産把握・住まい確保・仕事探しを並行して進めます。

専業主婦で貯金がなくても離婚できますか?

できます。別居中は婚姻費用(生活費)を相手に請求する法的権利があります。法テラスを利用すれば弁護士費用の立替制度も使えます。

子どもに離婚をどう伝えればいいですか?

「パパとママは別々に暮らすことにしたけど、あなたのことは二人とも大好きだよ」と、子どもの年齢に合わせてシンプルに伝えるのが基本です。

弁護士に依頼すべきですか?

相手が話し合いに応じない、DVがある、財産が複雑な場合は弁護士への依頼をおすすめします。法テラスの無料相談を利用すれば、まず相談だけでも可能です。

「私の場合はどうなる?」モデルケース

Aさん(32歳・パート・子ども2人)

状況: 夫の浮気が発覚。証拠のLINEを保存し、3か月かけて財産を把握。公正証書で養育費月6万円を取り決めてから離婚届を提出。

結果: 離婚翌月から児童扶養手当+児童手当+養育費で月18万円の収入を確保。

💡 「証拠→財産把握→公正証書→離婚届」の順番を守ったことで、養育費の未払いリスクを最小化できた

知らないと損する落とし穴

口約束の養育費は8割が未払いになる

Cさんは「毎月5万円払う」と口約束で離婚。最初の半年は振り込まれたが、その後完全に止まった。公正証書がないため強制執行ができなかった。

✅ 対策: 離婚届を出す前に、必ず公正証書(強制執行認諾文言付き)を作成する。費用は1〜3万円で、将来の数百万円を守れる

やることチェックリスト

  • 離婚後の月々の収支をシミュレーションした
  • 浮気・DVの証拠を複数バックアップした(該当する方のみ)
  • 相手の預金口座(銀行名・支店)を把握した
  • 養育費の金額と期間を決めた
  • 公正証書を作成した
  • 離婚後の住まいの目処を立てた

☐=全員必要 △=該当する方のみ

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