保険の見直しガイド

最終更新: 2026年7月こはるのシングルマザー手帳 編集チーム読了目安 約10
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離婚後、保険をそのままにしていませんか? 夫婦時代の保険は「配偶者が残される前提」で組まれているので、シングルマザーになったら見直しが必須です。ただし、公的保障が意外と手厚いので「入りすぎ」にも注意が必要です。

こはる
こはる
こはるから
私は離婚後、保険のことまで頭が回らなくて、元夫が受取人のままの生命保険をずっと払い続けていました。見直したら月5,000円も節約できたんです。保険は「安心のため」ですが、保険料で生活が苦しくなっては本末転倒ですよね。
まず、これだけは知ってください
  • シングルマザーは公的保障(遺族年金・ひとり親医療費助成・高額療養費)が手厚いので、民間保険は最小限でOKです
  • 最優先は「自分に万一があったとき子どもの生活費を残す」死亡保障。収入保障保険が月額2,000〜3,000円で合理的です
  • 医療保険は「ひとり親医療費助成」が使える間は不要なケースが多い。子どもが18歳を超えたら加入を検討
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まず公的保障でカバーされる範囲を知る

シングルマザーには手厚い公的保障があります。これを知らずに民間保険に入りすぎている方がとても多いです。まず「公的保障で足りない部分だけ」を民間保険で補う、という考え方が大切です。

公的保障内容対象
遺族基礎年金子ども1人で年約102万円(月約8.5万円)国民年金加入者が死亡した場合
遺族厚生年金報酬比例額の3/4(月3〜10万円程度)厚生年金加入者が死亡した場合
ひとり親医療費助成医療費の自己負担を自治体が助成(無料〜月数百円)ひとり親家庭(所得制限あり)
高額療養費制度月の医療費が上限額を超えた分を払い戻し全員(住民税非課税なら上限月35,400円)
傷病手当金病気で働けない間、給与の2/3を最大1年6か月支給健康保険(社保)加入者
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死亡保障を最優先で確保する

シングルマザーにとって最大のリスクは「自分に万一があったとき、子どもの生活費がなくなること」です。遺族年金だけでは足りない部分を、収入保障保険でカバーするのが最も合理的です。掛け捨てなので保険料が安く、子どもが成長するにつれ保障額が自動的に減っていく(=無駄がない)のが特徴です。

保険の種類月額保険料の目安特徴おすすめ度
収入保障保険月2,000〜3,000円毎月定額が子どもが18歳まで支給。合理的★★★★★
定期保険(掛け捨て)月1,500〜3,000円一括で受け取れる。使い道の自由度が高い★★★★
終身保険月8,000〜15,000円貯蓄性あるが保険料が高い。余裕がないなら不要★★
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医療保険は本当に必要か考える

ひとり親医療費助成制度がある間は、医療費の自己負担はほぼゼロ(自治体により月数百円)です。つまり、医療保険に入らなくても医療費で困ることはほとんどありません。ただし、入院中に働けない間の「収入減」には備えが必要です。会社員なら傷病手当金(給与の2/3)がありますが、自営業やパートの方は検討の余地があります。

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不要な保険を解約して家計を軽くする

離婚前に加入した保険で、以下に該当するものは見直し対象です。受取人が元配偶者のままになっている保険は、すぐに子どもや親に変更しましょう。

見直し対象理由対応
受取人が元配偶者の保険万一のとき子どもに届かない受取人を子ども(未成年の場合は親権者指定)に変更
高額な終身保険保険料が家計を圧迫払済保険に変更 or 解約して掛け捨てに切り替え
学資保険(元夫名義)離婚時の財産分与で確認名義変更 or 解約返戻金を受け取る
夫婦型の医療保険離婚後は配偶者の保障が不要本人のみの契約に変更
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シングルマザーの保険の「正解」モデル

結論として、シングルマザーに必要な保険は最小限で大丈夫です。公的保障をフル活用し、足りない部分だけを安い掛け捨て保険で補うのが正解です。

保険必要度月額目安備考
収入保障保険(死亡保障)◎ 最優先月2,000〜3,000円子どもが18歳になるまで
医療保険△ 状況次第月1,000〜2,000円ひとり親医療証がある間は不要な場合が多い
がん保険△ 余裕があれば月1,000〜2,000円長期の収入減に備える
個人賠償責任保険○ あると安心月150〜300円子どもが他人にケガさせた時など。火災保険の特約で安く入れる

よくある質問

シングルマザーに生命保険は必要ですか?

死亡保障は必要です。あなたに万一があったとき、子どもの生活費を確保するためです。ただし高額な終身保険ではなく、月2,000〜3,000円の収入保障保険で十分です。

ひとり親医療費助成があれば医療保険はいらない?

医療費自体はほぼかからないので、入院費用のためだけなら不要です。ただし、入院中に働けない間の「収入減」が心配な方(特に自営業・パート)は、最低限の医療保険を検討してもよいでしょう。

保険料は月いくらが適正ですか?

手取り収入の3〜5%が目安です。手取り15万円なら月4,500〜7,500円。それ以上払っている場合は「入りすぎ」の可能性があります。

学資保険は入った方がいいですか?

現在の低金利では学資保険の返戻率はあまり高くありません。教育費の準備は、つみたてNISAや定期預金の方が柔軟性があります。ただし「強制的に貯められる」メリットはあるので、貯金が苦手な方には向いています。

保険の見直しはどこに相談すればいいですか?

無料のFP相談(保険の窓口、マネードクターなど)が便利です。ただし、特定の保険を強く勧められた場合は「持ち帰って考えます」と言って大丈夫です。

「私の場合はどうなる?」モデルケース

Qさん(32歳・パート・子ども1人/5歳)

状況: 離婚前に加入した終身保険(月12,000円)と医療保険(月3,500円)をそのまま払い続けていた。受取人は元夫のまま。

結果: 終身保険を解約し収入保障保険(月2,200円)に切り替え、医療保険も解約。月13,300円の節約に。年間約16万円が浮いた。

💡 ひとり親医療費助成がある間は医療保険は不要。死亡保障は掛け捨てで十分

Rさん(38歳・正社員・子ども2人)

状況: 正社員で厚生年金に加入。万一の場合は遺族厚生年金+遺族基礎年金で月約15万円が見込める。不足分を計算。

結果: 子どもが18歳になるまでの不足額を月5万円と算出し、収入保障保険(月額5万円・60歳まで)に加入。月額保険料は2,800円。

💡 遺族年金の見込み額を計算してから、不足分だけを保険でカバーするのが合理的

知らないと損する落とし穴

「保険に入っていれば安心」で月2万円超え

Sさんは不安から生命保険・医療保険・がん保険・学資保険に加入し、月の保険料が2.3万円に。手取り16万円のうち14%が保険料に消え、生活費が足りなくなった。

✅ 対策: 保険料は手取りの3〜5%が目安。公的保障でカバーされる部分は民間保険で重複させない

受取人が元夫のまま放置

Tさんは離婚後も生命保険の受取人を変更しなかった。万一の場合、保険金は元夫に支払われ、子どもには届かないところだった。

✅ 対策: 離婚したら真っ先に全保険の受取人を確認・変更する

やることチェックリスト

  • 加入中の保険の受取人が元配偶者でないか確認した
  • 遺族年金の見込み額を確認した(ねんきんネット or 年金事務所)
  • ひとり親医療費助成の対象か確認した
  • 月の保険料が手取りの5%以内に収まっているか確認した
  • 死亡保障(収入保障保険)の加入を検討した
  • 不要な保険(高額な終身保険・夫婦型保険)の解約を検討した(該当する方のみ)

☐=全員必要 △=該当する方のみ

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