子どもの進路・受験をひとりで支えるコツ

最終更新: 2026年08-17月こはるのシングルマザー手帳 編集チーム読了目安 約10
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「塾代が払えない」「受験の情報が足りない」「相談相手がいない」——ひとり親家庭の進路・受験の悩みを、使える制度と具体的な戦略でまとめました。

こはる
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こはるから
子どもの進路、ひとりで考えるのは本当に大変ですよね。「お金が足りるかな」「この選択で合ってるかな」って不安になる気持ち、よくわかります。でも、使える制度はたくさんあるし、情報を知っているだけで選択肢がぐっと広がりますよ。
まず、これだけは知ってください
  • 高校無償化+高等教育無償化で学費負担は大幅に軽減できる
  • 塾代の支援制度(受験生チャレンジ支援等)がある自治体も
  • 情報収集は学校の進路指導+無料相談会をフル活用
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進路にかかるお金の全体像を把握する

まずは「いつ・いくら必要か」を把握しましょう。高校受験なら中3の秋〜冬に受験料(公立2,200円・私立2〜3万円)、合格後に入学金(公立5,650円・私立15〜25万円)が必要です。大学受験なら高3の秋〜春に受験料(国公立1.7万円・私立3.5万円×受験校数)+入学金(国公立28万円・私立25〜30万円)。早めに把握して、使える制度を逆算しましょう。

進路受験料入学金年間学費(支援後)
公立高校2,200円5,650円実質無料
私立高校(年収590万未満)2〜3万円15〜25万円実質無料〜数万円
国公立大学(非課税世帯)1.7万円実質無料実質無料
私立大学(非課税世帯)3.5万円×校数最大26万円減免最大70万円減免
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使える支援制度を全て洗い出す

ひとり親家庭が使える進学支援は想像以上に多いです。高等学校等就学支援金(授業料)、高校生等奨学給付金(教材費等)、就学援助(中学まで)、母子父子寡婦福祉資金(修学資金・就学支度資金)、日本学生支援機構の給付型奨学金、大学独自の奨学金、自治体独自の奨学金。「うちは無理」と諦める前に、全ての制度を確認しましょう。

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塾代を抑える方法を知る

塾代は月2〜5万円と高額ですが、代替手段はたくさんあります。自治体の無料学習支援事業(ほぼ全国にある)、NPOの無料塾(キッズドア・Learning for All等)、オンライン学習サービス(スタディサプリ月額2,178円)、図書館の自習室+YouTube講義。東京都の「受験生チャレンジ支援貸付」は塾代20万円を無利子で貸付、合格すれば返済免除です。

方法費用特徴
自治体の学習支援事業無料週1〜2回・中3対象が多い
NPOの無料塾無料ボランティア講師・個別対応
受験生チャレンジ支援貸付(東京)実質無料(合格で免除)塾代20万+受験料27万
スタディサプリ月2,178円全教科・自分のペースで
図書館+YouTube無料自己管理力が必要
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情報収集の方法を確保する

ひとり親だと「ママ友ネットワーク」が薄くなりがちで、受験情報が入ってこないことがあります。情報源を意識的に確保しましょう。①学校の進路説明会には必ず参加、②担任・進路指導の先生に個別相談(ひとり親であることを伝えると配慮してもらえる)、③高校・大学のオープンキャンパスに子どもと参加、④自治体の進学相談会(無料)を活用。

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子どものメンタルをサポートする

受験期の子どもは「お金の心配をかけたくない」「落ちたらどうしよう」とプレッシャーを感じています。親ができることは、①お金の心配をさせない(「制度があるから大丈夫」と伝える)、②結果より努力を認める、③生活リズムと食事を整える、④「あなたの人生だから、あなたが決めていいよ」と伝える。受験は子どもの自立の第一歩です。

よくある質問

塾に通わせるお金がありません。どうすればいいですか?

①自治体の学習支援事業(無料の学習塾)、②NPOの無料学習支援(キッズドア等)、③東京都の「受験生チャレンジ支援貸付」(塾代20万円・受験料27万円を無利子貸付、合格すれば返済免除)などがあります。まずはお住まいの自治体の福祉課に相談してみてください。

高校の学費はどのくらいかかりますか?

公立高校は「高等学校等就学支援金」で授業料が実質無料(年収910万円未満)。私立高校も年収590万円未満なら年間39.6万円まで支給されます。ただし入学金(15〜25万円)・制服代・教材費は別途かかるので、就学援助や母子父子寡婦福祉資金の活用を検討しましょう。

大学進学は経済的に無理でしょうか?

2025年度から高等教育無償化が拡充され、住民税非課税世帯〜年収380万円未満の世帯は入学金・授業料の減免+給付型奨学金が受けられます。国公立大なら授業料ほぼ全額免除、私立大でも年間最大約70万円の減免。3人以上の多子世帯は所得制限なしで対象になりました。

子どもが「進学したくない」と言っています。どうすればいいですか?

まず子どもの気持ちを否定せず聞いてあげてください。「お金の心配をさせたくない」と遠慮している場合もあります。「お金のことは制度があるから大丈夫」と伝えた上で、本人の希望を一緒に考えましょう。高校の進路指導の先生やスクールカウンセラーに相談するのもおすすめです。

「私の場合はどうなる?」モデルケース

Aさん(40歳・パート年収200万円・子ども中3)

状況: 子どもが私立高校を希望しているが、入学金と制服代が払えるか不安。塾にも通わせていない。

結果: 自治体の無料学習支援+受験生チャレンジ支援貸付(塾代20万円)を活用。私立高校合格後、就学支援金+高校生等奨学給付金で授業料は実質無料。入学金は母子父子寡婦福祉資金(就学支度資金)から借入。

💡 「私立は無理」と思い込まず、制度を組み合わせれば選択肢は広がる。

知らないと損する落とし穴

奨学金の申請期限を逃した

Bさんは高3の春に給付型奨学金を知ったが、申請期限(高3の4〜6月)を過ぎていた。1年遅れで浪人する余裕もなく、進学を断念しかけた。

✅ 対策: 奨学金の情報収集は高2の秋から始める。学校の進路指導室に「使える奨学金一覧」があるので、早めに確認を。

やることチェックリスト

  • 進路にかかる費用の全体像を把握した
  • 使える支援制度(就学支援金・奨学金・貸付)を全て確認した
  • 塾代の代替手段(無料学習支援・オンライン)を検討した
  • 学校の進路説明会に参加した(または予定を確認した)
  • 子どもに「お金の心配はしなくていい」と伝えた(該当する方のみ)

☐=全員必要 △=該当する方のみ

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※こちらでの解説は一般的な内容であり、個別のケースへの助言ではありません。具体的な判断に迷うときは、必ずお住まいの自治体窓口や専門家にご相談ください。