子どもの病気・入院時の対応ガイド

「子どもが急に熱を出したけど仕事は休めない」「入院になったら付き添いは?」「医療費は大丈夫?」——ひとり親が知っておくべき対処法と支援制度をまとめました。
- ひとり親医療費助成で自己負担は0〜500円程度
- 病児保育・ファミサポを事前登録しておくと安心
- 入院時の付き添いは「看護休暇」(年5日・有給)が使える
「急な病気」に備えて事前登録する
子どもの急病は「いつ来るかわからない」からこそ、元気なうちに準備しておくことが大切です。以下の3つは必ず事前登録しておきましょう。
| サービス | 内容 | 費用目安 | 事前に必要なこと |
|---|---|---|---|
| 病児保育 | 病気の子を預かってくれる施設 | 1日2,000〜3,000円 | 事前登録+かかりつけ医の連絡票 |
| ファミリーサポート | 地域の協力会員が自宅で預かる | 1時間700〜1,000円 | 事前登録+面談 |
| 病児対応シッター | 自宅に来てくれるシッター | 1時間1,500〜3,000円 | アプリ登録+本人確認 |
かかりつけ医と夜間対応を確認する
かかりつけの小児科を決めておくことは基本中の基本。加えて、夜間・休日の対応先も確認しておきましょう。①かかりつけ小児科(診察券・保険証・医療証をセットで保管)、②夜間救急(お住まいの地域の夜間診療所)、③#8000(小児救急電話相談・19時〜翌8時が多い)、④#7119(救急安心センター・24時間)。冷蔵庫に「緊急連絡先リスト」を貼っておくと、焦っている時でもすぐ確認できます。
入院になった場合の対応を知る
子どもの入院は突然やってきます。付き添い入院の場合、親の食事・寝具は自己負担(1日1,000〜2,000円程度)。仕事は「子の看護休暇」(年5日)を使えます。入院が長期になる場合は、①有給休暇の残日数確認、②傷病手当金(自分が病気の場合)、③会社の介護休暇制度の確認、④他の子の預け先(祖父母・ファミサポ)の手配が必要です。
医療費の負担を最小限にする
ひとり親家庭は「ひとり親医療費助成制度」で子どもの医療費がほぼ無料です(自治体により0〜500円)。ただし、以下は対象外の場合があるので注意。①入院時の食事代、②差額ベッド代(個室希望)、③健康診断・予防接種、④薬局での市販薬。高額療養費制度(月の自己負担上限)もあるので、万が一の大きな手術でも安心です。
職場への伝え方と権利を知る
子どもの病気で休む時、職場への伝え方に悩む人は多いです。ポイントは①早めに連絡(当日朝でOK)、②「子の看護休暇を取得します」と明確に伝える、③復帰後にお礼を言う。「子の看護休暇」は法律で認められた権利なので、会社は拒否できません。ただし、日頃から「急な休みの時に仕事を引き継げる体制」を作っておくと、お互いに気持ちよく働けます。
よくある質問
子どもが熱を出したけど仕事を休めません。どうすればいいですか?
①病児保育(事前登録が必要・1日2,000〜3,000円)、②ファミリーサポート(事前登録・1時間700〜1,000円)、③病児対応のベビーシッター(当日対応可能なサービスもあり)。いずれも「事前登録」が必要なので、元気なうちに登録しておきましょう。
入院の付き添いで仕事を何日も休む場合、給料は出ますか?
「子の看護休暇」は小学校就学前の子がいる場合、年5日(2人以上は年10日)取得できます(2025年4月から小学3年生まで拡大)。有給か無給かは会社の規定によりますが、法律上は「取得を拒否できない」権利です。有給休暇が残っていればそちらを使うことも可能です。
入院費はどのくらいかかりますか?
ひとり親医療費助成制度を使えば、自己負担は0〜500円程度(自治体による)。入院時の食事代(1食460円)は別途かかりますが、住民税非課税世帯は1食210円に減額されます。差額ベッド代(個室希望の場合)は自己負担ですが、病院側の都合で個室になった場合は請求されません。
夜中に子どもが急変した場合、どこに連絡すればいいですか?
①#7119(救急安心センター・看護師が対応)、②#8000(小児救急電話相談・夜間対応)、③明らかに危険な場合は119番。迷ったら#8000に電話して判断を仰ぎましょう。「こんなことで電話していいのかな」と思わなくて大丈夫です。
「私の場合はどうなる?」モデルケース
Aさん(34歳・正社員・子ども4歳)
状況: 子どもがRSウイルスで5日間入院。付き添い入院が必要だが、仕事を5日も休めるか不安。
結果: 子の看護休暇(5日)を申請。医療費はひとり親医療費助成で自己負担500円のみ。入院中の食事代は住民税非課税世帯で1食210円に減額。職場には事前に「子どもの入院で看護休暇を使います」と連絡し、業務を同僚に引き継ぎ。
💡 「子の看護休暇」は法律上の権利。遠慮せず使ってOK。
知らないと損する落とし穴
病児保育に事前登録していなくて預けられなかった
Bさんは子どもが急に40度の熱を出した朝、病児保育に電話したが「事前登録がないと利用できません」と断られた。結局仕事を無断欠勤することに。
✅ 対策: 病児保育・ファミサポは必ず「元気なうちに」事前登録。登録だけなら無料・30分程度で完了する。
やることチェックリスト
- ☐病児保育に事前登録した
- ☐ファミリーサポートに事前登録した
- ☐かかりつけ小児科を決めた
- ☐夜間救急の連絡先を控えた(#8000・#7119)
- △子の看護休暇の日数と会社の規定を確認した(該当する方のみ)
☐=全員必要 △=該当する方のみ
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